「新建材」「新工法」は実績ナシ

家の鉄骨


建築技術というのは日進月歩。今も常に進化し続けています。ところで、最近聞きなれない建材や工法を、パンフレットでよく見かけることがありませんか?

業者の中には、積極的に、新しく開発されたものをどんどん取り入れるところも少なくありません。しかし、その中には、安心性・信頼性に欠けるものが含まれている可能性が否定できない場合もあるのです。

たとえば、「○○年メンテナンスフリー」というような表現をよく見ますが…でも、それ誰がどうやって実際に確認したというのでしょうか?もちろん実験はおこなわれているのですが、当然○○年なんて気の遠くなるような年数にわたって本当に放置して確かめるわけではありません。

たとえば自然界よりかなり過酷な条件に晒して、「○○年で起こる劣化」と同等と思われる状態に短期間でもっていく、という実験をもとにデータを出すわけです。しかし、あくまでこれは人工的な実験。やはり自然に発生する劣化とまったく同じとはいかない、と思っておいたほうがいいでしょう。

じゃあ数十年待てというのは大げさですし、実際そんなことを言っていたら何も選べなくなってしまいますよね^^;

でもやはり「新建材」「新工法」が出たらすぐほいほい飛びつくよりは、トラブル等が頻発していないか、という経過を数年程度は見た方がいいのではないか、と個人的には思います。個人だけではなく、業者だって慎重なところはちゃんとしばらく様子見しますからね。

「とにかく最新がいいんだ」というよほどのこだわりがなければ、多少は「待ち、様子見」がおすすめです。何年かたっても目立ったトラブル例を聞かないものであれば、それなりに安心できますし、逆に何かトラブルが出た「新建材」「新工法」があった場合は、その後必ずといっていいほど、その欠点を改良したものが出ます。

この改良版の方が信頼性が高いというのはいうまでもないでしょう。

「新建材」「新工法」をいち早く取り入れた、ということをやたら売り文句にする業者と契約するなら、言葉は悪いですが、自分たちがいわゆる「実験台」になる側面もある、というリスクも負うということを意識しておいた方がいいのではないでしょうか。

実験はあくまで実験にすぎません。けっして、実績ではないのです。

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