家を建てるときの工法の種類

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さて、「家がほしい!」となったら、まずどんな家にしたいのかを考えるわけですが、ここで注意しないといけないのは、自分たちが望む家には、どんなスタイルの工法が適しているか、ということをまず認識することなんです。

おもな工法として、以下のようなものがあげられます。


●木造軸組工法(在来工法)
…木の柱と梁や筋交いなどを組んで骨組みを作りあげる工法。
日本の伝統的工法で、現在ももっともポピュラーな工法となっています。
建築時のみならず、将来の増改築やリフォームが必要になった時も自由度が高く、さまざまなニーズに対応しやすいのが特徴です。
その反面、現場での行程が細かい分、木造としては工期が比較的長期になりがちなこと、職人の腕によって出来上がりの差がかなり出やすいといった欠点があります。
ちなみに、この工法は地震に弱いと一部で誤解されがちですが、正しく施工されていればすぐれた耐久性・耐震性をきちんともっています。
震災で倒壊した家の多くは、今と比べるとはるかに貧弱に作られた基礎から崩れてしまったものです。

家の工法がダメだったから、というわけではないのですよ。
つまり、倒壊したのはそのほとんどが基礎の弱い古い家で、そして古い家のほとんどは木造軸組工法で建てられていた、ということで、この工法が弱いという誤解を生んでしまっているわけです。
実際は他の工法でも基礎から崩れたらおしまいですよ^^;


●木造枠組壁工法(ツーバイフォー・ツーバイシックス)
…北米から伝わった工法で、規格化された製材で組んだ枠に、合板を張って壁となるパネルを作る、いわゆる「面」の集合体で建物を構成します。
輸入住宅のメーカーに多く見られる工法です。

断熱性や機密性が比較的高く、また作業が規格化されて比較的単純な行程で建てられるので、工期が短く、職人の腕による出来上がりのバラつきが出にくいことと、「面」で構成されている分、耐震性にもすぐれていることが特徴です。

デメリットとしては、建物を支える「面」を大事にしないといけない分、間取りや窓の大きさの自由度が少ないこと。

また、1階床から屋根まで、じょじょに高く組み上げていくやり方なので、屋根ができるのは最終段階。それまでに雨にやられてしまうと水分が抜けにくく、腐蝕や性能低下の原因となってしまいがちなのも、大きな問題です。

工期中雨に一度もあたらず終えるというのはまず無理なので、ビニールテントなど万全の雨対策が必要です。工期中に雨が降った場合の対策をしているかも、聞いてみるといいでしょう。


●鉄骨造
…柱や梁などに鉄骨を用いる工法で、薄い鋼板を加工したものを組み立てる軽量鉄骨造と、H型の太い鉄骨を組み立てる重量鉄骨造があります。
鉄骨は頑丈で耐震性にすぐれているだけでなく、木材のような乾燥収縮などによる反りや狂いなどが発生しないのも利点です。

しかし価格は高めになってしまうことと、将来の増改築やリフォームが困難といった点がデメリットとしてあげられます。また、防錆加工の被膜が傷つけられてしまうと、そこから腐蝕していくので、建築時には細心の注意が必要です。


●鉄筋コンクリート造
…マンションやビルなどと同じ構造です。耐久性・耐火性・耐震性、遮音性いずれもすぐれていますが、価格は高くつきます。
また、コンクリート部分については完成度の差が出やすいようです。また、堅牢な分、個人の住宅としては相当な重量となりますので、地盤については特に強固にしておく必要があります。

それぞれの工法にはメリットデメリットがあります。
そしてもちろん、業者にも各工法にたいする得手不得手があります。
業者にとって不得手な工法をそれと知らず頼んでしまうのは、自らリスクを招いているようなものです。
それぞれよく比較した上で、自分たちの希望にあった工法は何かを理解しておくのは大切なことです。そしてその工法を得意とする業者をいくつか選んで比較検討に入りましょう^^

 

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